Part5「労働組合の公然化にむけての諸注意!」
「労働組合の公然化」というのは、労働組合を結成したことを公式に会社に通知することです。
当然ですが、公然化しないと団体交渉も出来ませんし、要求を実現することはできません。
なので、労働組合を「つくる」という場合は、公然化を目指すわけですが、その過程で気をつけないといけないことは
「公然化までは会社には内緒にしよう!」ということです。
これまで書いて来たように、労働組合をつくるからには「過半数」を目指すことが重要ですが、それは同時に会社にとっては「嫌なこと」なので、当然に妨害が入ります。
これまでの労働運動の歴史からは多々の事例があると思いますが、例えば組合員の切り崩しがあります。一部の労働者を優遇したり、また反対にみせしめ的に冷遇することによって、労働者同士の信頼関係を壊したり、不安を煽って組合加入を躊躇させたり、、、
結成後もこういった攻撃がかけられることもあります。
だからこそ、結成する前に体勢をしっかりと固めることが大切です。
結成前はどんな組織でも脆弱です。
公然化にむけて、できるかぎり「攻撃に耐えられる組織」にしていくことが重要です。
特に「核」となるメンバーが固まり、一定の学習と討議によって組織方針や要求が練り上げられるまでは、会社にはばれないように気をつけて準備をしたほうがよいでしょう。
とはいっても、人数が多ければ多いほど情報は抜けてしまうのも事実。
もし、結成前にばれてしまったときは以下のように対応しましょう。
会社から聞かれても「知らない。わからない」で押し通す!
あんまりたいしたアドバイスでもないですね(^-^;
でも、まずはシラを切りつづけて時間を稼ぎ、具体的状況に合わせた対策を相談することが大切です。
徹底してシラを切り、時間を稼げるように意志統一をしておきましょう!
どちらにしても、一人で悩むのではなく、「地域労組よこはま」や「横浜地区労(横浜地区労働組合協議会)」「主要参別組合」などと一緒に対策を考えましょう。
そのために労働組合は共闘関係を築いているのですから!