2024年5月23日
横浜地域労働組合
ココピアワークスを提訴し記者会見を開催
5月21日(火)午前、横浜地裁で株式会社ココピアワークスを提訴し、午後、厚生労働省記者クラブで記者会見をしました。
ココピアワークス事件とは、就労継続支援A型事業所を運営する株式会社ココピアワークスが、精神疾患を持つ利用者のSさんをでっち上げのハラスメント行為を理由に利用拒否・雇止めをしたものです。
Sさんは、利用者としての地位確認・未払賃金支払い等を求め、横浜地域労組と横浜法律事務所弁護団の協力・結束のもと、訴訟を起こすことになりました。
提訴後、会見をしたのは横浜法律事務所の向川純平弁護士と太田伊早子弁護士、地域労組の薮委員長、そして組合員Sさんです。
新聞社・通信社・テレビ局各社が出席しました。
この裁判の社会的な意義やA型事業所特有の問題点を弁護団と委員長が話し、提訴への思いをSさんが話しました。
各人が的確な切り口で、記者の皆さんの関心に十分訴える内容を語ることができたと思います。
記者の方たちからも数多くの質問をいただくことができました。
就労能力を高めることが目的の福祉施設であるA型事業所による恣意的な解雇・雇止めを、けっして放置することはできません。私たちがはっきりとたたかっていくことで、全国にあるA型事業所で同様の事件が今後起きないように、けじめをつけたいと思っています。
裁判は、当事者にとってときに大きな心理的負担になり得ます。しかし今回提訴までたどり着けたのは、多くの組合員がこれまでSさんに寄り添うことができたからです。引き続き、組合の仲間が力を合わせてSさんをサポートしていきます。
事件の詳細についてはプレスリリースをご覧ください。